Wild River / The Blow Monkeys ('17)

今日は長らく待ってたザ・ブロウ・モンキーズの新作を聴いています('-')



曲リスト

01.Crying For The Moon
02.What In The World
03.On The Wings Of The Morning
04.The Wild River
05.Landslide Comin'
06.Fortune’s Wheel
07.God’s Gift
08.An Act of Faith
09.I Keep Getting In The Way
10.Nothing to Write Home About
11.Hidden track (隠しトラック)

日本盤は12月20日、Pヴァイン・レコードからリリースされます。

ザ・ブロウ・モンキーズについて

スコットランド出身のヴォーカル、ドクター・ロバート(Robert Howard)を中心に、サックスのネヴィル・ヘンリー(Neville Henry)、ベースのミック・アンカー(Mick Anker)、ドラムのトニー・カイリー(Tony Kiley)の4人で'81年に結成。

デビュー当時は同時期に活躍したポール・ウェラー率いるスタイル・カウンシルと比較される事も多かったですが、レコード・コレクターのロバート達はその知識を総動員し、フォーク、ソウル、R&B、ロック、ブルース、ハウスと毎回変化し続けるサウンドを取り入れ差別化を図っていました。

中でも'87年にリリースされた3作目となるShe Was Only A Grocer's Daughterは、直訳すると「彼女は食料品店の娘だった」という様に当時”鉄の女”と言われたマーガレット・サッチャー首相を痛烈に批判したタイトルで話題になりました。
歌詞だけでなく、敬愛するカーティス・メイフィールドと共演した"The Day After You (Celebrate)"も話題になりました。

'90年に解散しロバートはソロに転向するも'08年にオリジナル・メンバーで再結成。
以降、ソロとグループをバランス良く使い分け定期的にアルバムをリリースしています。

アルバムについて

グループとしては'15年4月のIf Not Now, When?以来、通算10作目(ライブやベストを除く)、昨年5月にソロ名義でOut Thereをリリースしているので、かなり早いピッチでの新作となります。
今回もクラウド・ファンディングサイトのPledgeMusicを利用して制作。
この方法が好きなタイミングで自由に作れるから良いんでしょうね('-')

レコーディングはスペインで行われ、プロデューサーはもちろんDr.ロバート。
今回トニー・カイリーがレコーディングに参加出来なかったので、代わりにガリアーノクリスピン・テイラー(Crispin “The Pump” Taylor)が参加しています。
そしてもう一人注目すべきは元スタイル・カウンシルのミック・タルボット(Mick Talbot)、そしてポール・ウェラーのソロ作にも参加経験のあるフルートのジャコ・ピーク(Jacko Peake)等が客演しています('-')

アルバムに先駆けてリリースされた"Crying For The Moon"は、ストリングスをバックに要所々で効果的に入るネヴィルのかっこいいサックスや円熟味を増したロバートのヴォーカルが堪能出来る往年のブロウ・モンキーズ・サウンドというべき1曲です。


この他、ミックのハモンド・オルガンもカッコイイ"What In The World"、ジャコのフルートがチョッピリ怪しげな演出を醸し出してる"On The Wings Of The Morning"、ソロで良くブルージーな"The Wild River"、四位一体とも言うべき転調に次ぐ転調のドラマティックな"An Act Of Fath"、ラストはシンプルなトラックをバックに歌い上げる"Nothing To Write Home About"と、全編を通して渋い大人のアルバムに仕上がってます('-')

前作はグラム・ロックの楽曲を始めチョット攻めた感じでしたが、今回は落ち着いた感じで今からの時期に良さげな1枚だと思います。

ちなみにCDには11曲目に1:10秒の短いインスト・ナンバーの隠しトラックが収録されてます。




オマケ

今月ロンドンで行われたライブ映像。
皆さんいいおじさんになったけどかっちょいいですね~!



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