Joko From Village To Town / Yousson N'Dour ('00)

今日はユッスー・ンドゥールの53歳の誕生日(1959年10月1日)です。

アフリカはセネガルの出身で、現在彼がアフリカで最も有名なアーティストと言えるんじゃないでしょうか。
彼の名前にピンと来ない方であれば、'98年フランスW杯で流れた"La Cour des Grands (邦題:勇者たちの庭)"や'00年当時HONDAステップ・ワゴンのCMで使われている"Ob-La-Di,Ob-La-Da"、音楽好きの方であればネナ・チェリーとデュエットした"7 Seconds"で有名です。。







彼のアルバムはどれも心地良いのですが今日は'00年にリリースされたアルバム”ジョコ”を紹介しておきます。


ジョコジョコ
ユッスー・ンドゥール ピーター・ガブリエル ワイクリフ・ジョン スティング マリー・アントネット・a.k.a・フリー

曲名リスト
1. ウィリ・ウィリ
2. ビリマ
3. ベイカット
4. リゲイ
5. マイ・ホープ・イズ・イン・ユー
6. ドント・ウォーク・アウェイ(フィーチャリング・スティング)
7. プリーズ・ウェイト
8. ムーヴマン(ドゥーニャ)
9. シー・ダズント・ニード・トゥ・フォール
10. ヤマ
11. ディス・ドリーム(フィーチャリング・ピーター・ガブリエル)
12. レッド・クレイ
13. ハウ・カム?(フィーチャリング・ワイクリフ・ジョン)
14. ドント・ルック・バック
15. ビリマ(リミックス)(フィーチャリング・ワイクリフ・ジョン&マリー・アントワネット)
16. ニュー・アフリカ
17. ミス(Bonus Track)
18. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Bonus Track)

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プロデューサーには本人と前作でも組んだジョニー・ダラーの他に、映画「ブルーワース」のサントラでタッグを組んだワイクリフ・ジーンや、前述のW杯の公式賛歌プロジェクトで仕事をしたピエール・ビアンキ等が参加しています。

母国セネガルのウォロフ語で”ハイフン(-)”を表す今回のタイトルは”世界を繋ぐ”という意味を込められて付けられているそうで、そういった意味からも今回はよりワールド・ワイドな視野で制作されたアルバムと言えます。
サウンド・スタイルはアフリカン・ミュージックをベースにしていますが、前作よりもポップな曲やヒップ・ホップまで取り込まれていて、デビュー当初から好きになった人には少し趣が違う感じがします。

特に彼の友人でもあるスティングをゲストに迎えた"Don't Walk Away"やワイクリフがプロデュースし参加した"How Come?"、"Don't Look Back"、"Birima"のリミックスは完全に彼らのサウンド・スタイルをベースにしてユッスーのヴォーカルのっているという感じで、アフリカ・サウンドを余り聴いていない人にも親しみ易いかと思います。
意外とハマって良かったのは、ピーター・ガブリエルをフューチャリングした"This Dream"で、これはお互い融合した様な感じがして良かったです。





彼の良さは、時には切なく、また時には力強い低音から高音まで広がる楽器の様なヴォーカルで、その本質を聴くにはやはり英語で歌うより母国語や公用語で歌った"Mouvment(Dunya)"や"Birima"がオススメです。



日本盤には冒頭で紹介した"Ob-La-Di,Ob-La-Da"も収録されていますが、この曲は他の曲に比べてかなりポップなアレンジがされてますから、あの曲だけで買うとチョット戸惑うかもしれません。



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