Graham Central Station (’74)

今日はラリー・グラハムの66歳の誕生日(1946年8月14日)です。

スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンにベーシストとして在籍、独特のスラップ奏法を確立し人気を博していたのですが'72年に解雇されてしまいます。

脱退後、4人編成のユニット”ホット・チョコレート”からプロデュースを依頼されます。
最初はプロデューサーとして受けたのですが、結果的にラリーが中心となりバンド名をグラハム・セントラル・ステーションと改名。
'74年にデビュー・アルバムをリリースしたのが今回紹介する「グラハム・セントラル・ステーション」です。

by カエレバ

曲名リスト
1. 世界は俺達を待っている
2. イット・エイント・ノー・ファン
3. ヘアー
4. ウィ・ビーズ・ゲッティン・ダウン
5. テル・ミー・ホワット・イット・イズ
6. キャン・ユー・ハンドル・イット?
7. ピープル
8. ホワイ?
9. ゲットー


殆どの楽曲をラリーが担当し、プロデュースはラリーとリトル・フィートやジェイムズ・テイラー等を手掛けたラス・タトルマンが担当。
ラリーは得意のベース以外にヴォーカル、オルガン、ドラムまでプレイし、スライ時代に発揮できなかった才能を一気に開花させた作品と言えます。

ゴスペル調のアカペラ"We've Been Waiting"でスタートした後、アル・グリーンの"It Ain't No Fun To Me"をラリーの雄たけびと唸る野太いチョッパー・ベースでグイグイ引っ張る様は圧巻です。



続く"Hair"では典型的なファンク・サウンドとホーン・セクションのディープなサウンドを堪能させた後は、レゲエっぽい"We Be's Gettin' Down"へ続き、当時流行した色んなサウンドを融合させ聴いてて飽きがきません。



この他、スライ・ストーンの兄弟でもあるフレディ(g)とタワ・オブ・パワーのレニー・ウイリアムズがゲスト参加したファンキーなゴスペル"Tell Me What It Is"も魅力的です。



'80年に解散しソロに転向するも'92年に再結成。
再結成で一度は人気が出るものの時代に合わなかったのか今一つ盛り上がらなかった所に救いの手を出したのがラリーを敬愛していたプリンスでした。

同じく不遇の時代にいたチャカ・カーンにも同じ様に救いの手を伸ばし2人をプリンスのレーベル"NPGレコード"に参入させます。
そこでリリースされたのが'98年の「GCS 2000」です。

by カエレバ


チャカの「Come 2 My House」に参加したお礼という形でチャカ・カーンも"Free"で1曲参加しています。
プリンスは、"Free"と"Just B My Lady"の2曲に参加、当時プリンスの奥様だったマイテも1曲参加しています。
前述のデビュー作に収録されていた"We've Been Waiting (邦題:世界は俺達を待っている)"を今風にアレンジした"GCS2000"を筆頭に、当時のプリンス好みのファンにはたまらないホーン・セクションを使ったファンク・アルバムに仕上がっています。



先日も書きましたが、プリンスとラリーの関係は現在も続き、来月には「GCS 2000」から14年振りの新作「RAISE UP」がリリースされます(*'-')


by カエレバ

曲名リスト
1. GCSドラムライン
2. スロウ・アンド・ダウン・ザ・ファンク
3. イッツ・オールライト 〔ニュー・マスター〕
4. レイズ・アップ
5. シュッダ・クッダ・ウッダ
6. ウエルカム・トゥ・アワ・ワールド
7. イット・エイント・ノー・ファン・トゥ・ミー 〔ニュー・マスター〕
8. ハイアー・グラウンド
9. ノー・ウェイ
10. ホールド・ユー・クロース
11. ムーヴィン
12. ナウ・ドゥ・ユー・ワンタ・ダンス 〔ニュー・マスター〕
13. ワン・デイ


先日2曲リンクを貼りましたが、今回はスティーヴィー・ワンダーの名曲"Higher Ground"を貼っておきます。



これもカッコイイですねー!('∇')

来月が楽しみです!!

【追記】
これからグラハム・セントラル・ステーションを揃えるなら↓の5枚組がオススメです(*'-')

by カエレバ




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