Phunk Shui / John Oates ('02)

今日はホール&オーツのジョン・オーツの63歳の誕生日(1949年4月7日)です。

私にとってダリル・ホールが光ならジョン・オーツは影の様な印象を受けていましたが、初ソロ・アルバムでその印象はまったく変わってしまいました。

ファンク・シュウェイ~心のままに~ファンク・シュウェイ~心のままに~
ジョン・オーツ

曲名リスト
1. カラー・オブ・ラヴ
2. イット・ガール
3. オール・グッド・ピープル
4. ラヴ・イン・ア・デンジャラス・タイム
5. 以心伝心
6. ソウル・スライド
7. ゴー・ディープ
8. リトル・エンジェル
9. ビューティ
10. ファンク・シュウェイ
11. エレクトリック・レディランド
12. モナ・リザズ・アイズ

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'90年代後半ユニットとしての活動を一段落させた後、ダリル・ホールはソロとして活動、一方ジョン・オーツはプロデュース業など裏方の仕事を中心に行っていました。

そんなジョンが'02年に満を持してリリースした初ソロ・アルバムにあたる本作は、友人でもあるジェド・レイバーを共同プロデューサーに迎え、H&O時代のバック・メンバーのT・ボーンを始めスティーヴ・ホリーといった気心の知れたミュージシャンと制作されています。
T・ボーンのファンキーなベース音とカーティス・メイフィールド辺りを想像させるファルセット・ヴォイスで歌われる魅力的なファンク・ナンバー"Color Of Love"には正直驚きと感動を覚えました。



確かにH&O時代もダリルに負けず劣らず歌は上手かったし楽曲も良かったですが、これほど味のあるヴォーカリストだったとは思ってませんでした。正に円熟味が成せる技だと思います。

ワウの効いたギターとメロディアスな旋律のミディアム・ナンバー"It Girl"、美しい旋律とバック・コーラスが絶妙な"All Good People"、H&Oの時にプロデューサーとして迎えたアーサー・ベイカーとの共作によるスロー・ファンクの"Love In A Dangerous Time"等、前半から秀逸な作品が続きます。



中盤以降も、フォーキーなサウンドの"Unspoken"や"Little Angel"、アコギの音色と暖かみのあるジョンのボーカルが心地よい"Beauty"、"Color Of Love"と同様にファンク・グルーヴ満載のタイトル・トラック"Phunk Shui"、ラストにはジミヘンの"Electric Ladyland"をアコースティックなアレンジでしっとりと歌う等、どれもシングル・カットされそうが楽曲ばかりです。





長年温めていた楽曲を一気に開花させた様な本作はH&Oファンだけでなくジョンを知らない方にも是非聴いてもらいたい1枚です。
日本盤には、しっとりと歌われるハート・ウォームな"Mona Lisa's Eyes"が追加収録されています。


昨年リリースした「ミシシッピー・マイル」は全編ナッシュヴィル録音されたもので、ジョンのルーツとも言えるブルース・ロック、リズム&ブルースを集約したアルバムで、こちらもオススメです('-')

ミシシッピー・マイルミシシッピー・マイル
ジョン・オーツ

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