2011年10月16日

Hard Groove / RH Factor(Roy Hargrove) ('03)

今日はジャズ・トランペット・プレイヤーのロイ・ハーグローブの42歳の誕生日(1969/10/16)です。

ロイはウィントン・マルサリスに見出され「Diamond in the Rough」('89)でデビュー。
ラテン・ジャズ・アルバムの「Habana」('97)でグラミー賞を受賞。
ハービー・ハンコックやマイケル・ブレッカーとのグループでリリースした「Directions In Music」('03)でもグラミーの最優秀インスト・グループ/デュオを獲得しました。

これだけ書くと生粋のジャズ・ミュージシャンに思えますが、彼の音楽に対するフィールドは広く、’00年にリリースされたErykah Baduの「Mama's Gun」、D'Angeloの「Voodoo」、Commonの「Like Water for Chocolate」の3作のレコーディングに参加。
ディアンジェロの作品ではアレンジにも参加しツアーにも同行しています。
エリカ・バドゥとは続く「Worldwide Underground」('03)でも参加。
他にもBoz Scaggsの「Dig」('01)や以前書いた「Red Hot + Riot」('02)、John Mayerの「Continuum」('06)等にも参加しています。

そこで今回は'03年にリリースされたRH Factor名義の「ハード・グルーヴ」について書いておきます。

by カエレバ

曲名リスト
1. ハードグルーヴ
2. コモン・フリー・スタイル
3. アイル・ステイ
4. インタールード
5. パスター“T”
6. ポエトリー
7. ザ・ジョイント
8. フォーゲット・リグレット
9. アウト・オブ・タウン
10. リキッド・ストリーツ
11. クワー/ホーム
12. ハウ・アイ・ノウ
13. ジューシー
14. ザ・ストローク
15. インタールード2
16. ポエトリー(エディット)

まず目を引くのが多方面のアーティストと仕事をしたお返しと言える参加メンバー!
前述にも書いたErykah Badu、D'Angelo、Commonを筆頭に、Q-Tip、Meshell Ndegeochello、ディアンジェロのバック・ヴォーカリストで参加したAnthony Hamilton、同じくディアンジェロ以外にも最近はプリンスのツアーでも活躍中のShelby Johnson、元ジャネイのRenee Neufville・・・本当に豪華です。
またRH Factorのユニットの面子も凄く、James PoyserやBernard Write、Cornell Dupree、Willie Jpnes III、Reggie Washington等が参加しています。

メンバーを見るだけで、本作が一般的なジャズ・アルバムでない事が良く分かるかと思います。
フュージョン・ファンクが得意なバーナード・ライトの作によるグルーヴ感がたまらないタイトル・トラックの"Hard groove"を筆頭に、ザ・ルーツやジル・スコット達と仕事をしているジェイムズ・ポイザーとロイによる共作でコモンがラップを担当した"Common Free Style"、ディアンジェロの作品に収録されてても違和感のないファンカデリックのカヴァー曲"I'll Stay"は前半の目玉と言えます。



他にもQ-Tip、エリカ、ミシェルが参加した"Poetry"、ロイがキーボードとベースを演奏した"Out Of Town"、シェルビーの抑え気味のヴォーカルが良いメロウな"How I Know"、Flügelhornでプレイした前半が特にカッコイイ"Juicy"と聴き応えのある曲が数多く収録されています。





何より特筆すべきは豪華のゲストの特徴を生かし変幻自在に自分の演奏を変えるロイ・ハーグローブのテクニックでしょう。
トランペット奏者なのでヴォーカリスト程前面に出る事はないですが、主張すべき所ではキッチリと自身の音を主張している印象を受けます。

興味がある方は是非一度聴いてみて下さい。



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